【新唐人2014年2月12日付ニュース】2月7日、フィンランドの首都、ヘルシンキの欧州議会ビルで、臓器狩りに反対する欧州議会の決議に関するシンポジウムが開かれました。カナダの人権派弁護士、マタス氏や「強制臓器摘出に反対する医師組織」の代表、欧州議会の議員やマスコミが参加しました。
欧州議会は去年の末、中国政府が法輪功学習者に対し臓器狩りを行っていることを認める緊急議案を通過させました。
今回のシンポジウムでは、マタス弁護士が集めた証拠が紹介され、それらの証拠に基づき、「中国政府は以前から法輪功学習者を殺害し、彼らの臓器を転売して、暴利をむさぼっている」という結論が出ました。
「強制臓器摘出に反対する医師組織」の代表、キング医師は、専門的な立場から、臓器狩りが中国で広く行われていると検証しました。他国と比べて、手術までの待ち時間が異様に短いほか、各種の臓器が手に入るからです。
フィンランドの欧州議会議員、サーバマー(Sarvamaa)氏は、それらを否定できない驚くべき証拠だと述べました。
フィンランドに住む法輪功学習者、劉玉梅さんは、大陸での恐怖の体験を語りました。
法輪功学習者 劉玉梅さん
「姉2人は馬三家強制収容所で、全身を検査されました。私は北京で逮捕された時、警官から 名前を言わないと、臓器を奪い取って、死体を捨てると脅されました」
マタス弁護士は、フィンランドの動きを評価しました。
マタス弁護士
「フィンランドは欧州で初めてこの種のシンポを開きました。心から歓迎します。さらに積極的に行ってほしい」
サーバマー(Sarvamaa)議員は、この件に関して誰もが行動するべきだと延べました。
欧州議会 サーバマー議員
「フィンランドも国際社会の一員として、他国同様この問題を正式に中国政府に提起すべきです。少なくとも公の場で論じ、皆がこの事を広めるのです。ツイッターやフェイスブックで誰もが情報を発信できます。関わる方が増えると、関心度も高まります」
フィンランドの大手メディアも、このシンポジウムを報道しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/02/09/atext1058809.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/萩野 映像編集/工)